会社員時代の思い出〜若手の一斉転職にショック、独立を決意〜

こんにちは、仲光です。
前回に引き続き、私が中小企業診断士の資格を取って、経営コンサルタントになるまでの出来事をお話ししたいと思います。今回は会社員時代の経験について振り返ります。

大学を卒業したあとは、社員数200人くらいの電気工事会社に就職し、7年間働きました。小さな会社だったので、経理、現場監督、設計、営業など、何でも経験させてもらいました。しかし、30歳で不動産管理会社に転職しました。経営コンサルタントの仕事がしたいと思い続けていたので、もっと大きな会社で経営に近い仕事をしてみたいと考えたのです。
転職後も様々な業務を経験しましたが、最も印象に残っているのは、退職前の3年間に経験した一大プロジェクトのリーダーの仕事でした。
ビル管理業務の後方支援センターを立上げ、そこにベテラン社員やOBを集め、全国のメンテナンス部隊とつないで技術面のアドバイスをする仕組みを整えました。ゼロから新しい仕組みを作り上げる仕事は大変でしたが、非常にやりがいを感じました。

このころは、ちょうど中小企業診断士として活動を始めた時期でもありました。不動産管理会社での本業の傍ら、少しずつ診断士の仕事も増えてきて、これからの働き方をどうしようかなと模索していました。

そんな中、会社の若手がまとめて同業他社に転職するということがありました。同業他社へ転職するということは、夢を叶えるための前向きな理由というより、今の会社に不満があって、より条件がいい会社に移るという後ろ向きの理由があるということ。身近にそういうことが起こって大きなショックを受けました。
転職した若手に話を聞いたところ、「今の会社ではワクワクできる将来像を描けない。会社のビジョンも自分にとって腹落ちしない」というモヤモヤを感じていたことがわかりました。
このままではまずいと思い、辞めていった若手がこんなことを感じていたようだ、何とかしないといけないのではないかと経営陣に相談したところ、真剣に受け止めてもらえなかった。それが一つのきっかけとなり、独立に向けて腹をくくったのです。

当社のビジョンは「また明日も行きたいと思える会社を増やし続ける」というものです。この根っこには、あのとき若手が一斉に転職してしまったことへの悔しさがあります。

こうして、私は中小企業診断士として40歳のときに独立しました。
会社員時代の経験で今も生きていることは、管理職を経験していることです。不動産管理会社では、70代のベテラン社員が自分の部下になったり、女性ばかりの職場を束ねたりしました。また、電気工事会社でも、国籍や年齢もさまざまな、いろんなタイプの人たちと一緒に仕事をしました。どちらも、自分から働きかけて人に動いてもらうという経験ができました。
管理職の経験があると、小さな組織のリーダーが悩むポイントや、逆に社長から見てどのようなことを期待されているのかがよくわかるため、こんなふうに乗り越えてみたらとアドバイスすることができます。

また、最近は電気工事の経験がすごく生きているなぁと感じます。建設業のクライアントさんとは、専門用語や業界のことがよくわかるので、すぐに信頼関係を築きやすいと実感しています。

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