売上目標は前年比で作ってはダメ! その理由とは?

会社の年間売上目標を作るとき、どのような方針で作っていますか?
一般的には前年比+110%といったように、過去対比で多立てることが多いのではないでしょうか。

しかしこの場合、目標値を設定した理由が明確ではないので、従業員にとっては「なぜ前年比110%を達成する必要があるのだろう?」と頑張るモチベーションが上がりづらいという問題があります。

 

では、納得感のある売上目標を立てるにはどうすればよいのでしょうか?

キーワードは「逆算思考」です。会社が稼いだ売上高は、売上原価や経費、税金などが差し引かれ、最終的には「繰越利益剰余金」が残ります。例えば「繰越利益剰余金」を具体的にいくら残したいのかを決め、逆算して売上目標を作るということです。

 

会社の状態によって、どこを起点にして逆算していくのか、3つの目線があります。

 

1.繰越利益剰余金

来年に向けて現金が残せる会社は、「将来のビジョンを実現するためにいくら必要か」「万一に備えて社内にいくら残しておくか」という目線で考えます。例えば、新しい社屋を建てる、機械設備を買うといったことを想定し、具体的にいくらお金を残したいのかを決めるイメージです。

 

2.年間の借入返済額

借入の返済がある会社は、その返済額相当の現金を起点に、逆算して売上目標を作成します。

 

3.損益分岐点

経常利益等が赤字の場合は、それがプラスマイナスゼロ、もしくは黒字になる状態を起点に、逆算して売り上げ目標を作ります。

 

このように「必要な現金、利益」から逆算思考で売上目標を立てれば、従業員にもしっかりと根拠のある説明ができ、モチベーションも上がります。

 

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